映画「ドラゴンボールZ 復活の『F』」初日舞台挨拶の様子。(c)バードスタジオ / 集英社 (c)「2015 ドラゴンボールZ」製作委員会

鳥山明原作による映画「ドラゴンボールZ 復活の『F』」の初日舞台挨拶が、本日4月18日に東京の新宿バルト9で開催された。

舞台挨拶には孫悟空および孫悟飯の声優を務める野沢雅子、ベジータ役の堀川りょう、亀仙人役の佐藤正治、ジャコ役の花江夏樹、山室直儀監督、孫悟空とベジータの着ぐるみが登壇。野沢が開口一番「オッス、オラ悟空! よろしく」と挨拶すると、堀川は「カカロット! 貴様を倒すのは俺様だ!」と続ける。佐藤は「パフパフさせてくれんかのう」と亀仙人の口調で語り会場を笑わせた。

鳥山が脚本段階から製作に携わった「復活の『F』」。野沢は「面白かったでしょう?」と自信ありげに観客に問いかけ、「帰ったら友達10人誘ってくれよな!」とアピールする。亀仙人が久々に劇中で戦闘に参加したことを受け、佐藤は「あんなに(亀仙人が筋肉隆々で)太いとは思わなかった。すごかった」と満足気。幼い頃から「ドラゴンボール」を見続けていたという花江は「(舞台挨拶前に)緊張していたんですけど、野沢さんに『(私たちは)真面目なんだけどいい加減だから』と言ってもらえたので、リラックスして舞台に立てています」と大先輩との舞台裏でのやりとりを明かした。

また野沢が「(収録の段階では)絵がまったくなかった。私とフリーザが戦うときなんて線でしたよ」とアフレコ時のエピソードを振り返ると、客席からは笑い声が上がる。原作でも屈指の人気を誇る敵キャラクター・フリーザが復活したことに対し堀川は「(原作では)ベジータはフリーザにやられて涙ながらに死んでいった。今回そのリベンジができて溜飲が下がりました」と語った。

舞台挨拶の後半には、主題歌「『Z』の誓い」を歌うももいろクローバーZが、劇中のキャラクターをモチーフにした衣装を着て壇上に。メンバーの百田夏菜子は「主題歌はドラゴンボールのキャラクターたちの後輩という目線から歌った曲です。(今回の)衣装は私たちがドラゴンボールの世界に入ったらという設定で作っていただきました」と説明した。

最後に「ドラゴンボールZ 復活の『F』」が、世界74の国と地域で上映されることが発表されると、客席からは拍手が巻き起こる。野沢は「びっくり! 74まできたんだから、さらに増やしましょう」と意欲を燃やし、堀川は「(アニメを)始めた時は考えてもみなかったことで、快挙としか言い様がない。世界中に愛されているんだと改めて認識させられます」と喜びをあらわにした。