女優の田中麗奈が17日、東京・台東区の東京都美術館で開催される「大英博物館展―100のモノが語る世界の歴史」に来館し、取材会に出席した。

「大英博物館展―100のモノが語る世界の歴史」に来館した田中麗奈

同展の広報サポーターを務める田中は、展覧会場を内覧した感想について、「広い空間に作品が1つずつゆとりを持って展示されているので、ゆっくりと1つ1つの作品に思いをはせて、集中することができたので、すごくいい場所だと思いました」と語り、オススメの作品については"ヘブライ語が書かれたアストロラーベ"という作品を挙げ、「真鍮でできた金色の懐中時計のようなもので、見ていても美しいのですが、それが私は好きで、1つで天体観測もできて、計算もできて、星占いもできるという優れもので、学者の皆さんにも人気だったそうです」と説明し、「現代でいうとスマホのようなもので、とても興味深かったですね」と笑顔を見せた。

また、日頃から美術館によく来るという田中は、「車を走らせて1人で来ますね。パンフレットを見たり、友人に情報を聞いたりネットで調べたりして、足を運んでいますね」と明かし、同展は誰と来たいか聞かれた田中は、「割と1つに集中するとあまり喋らなくなる私なので、いつも美術品を見に来るときは1人で行きますが、こういうことに興味がある友人たちに勧めて、一緒に来てお話するのもいいかもしれないですね」と目を輝かせた。

最後には、「作品1つ1つは発見された場所や時代も違いますが、1つのものから社会に発達する背景などが詳しく想像することができますし、表されているので、とても勉強にもなります。現代に通じる知恵や、生きるすべなど、色んなことを私たちに教えてくれる素晴らしい展示品だと思います。時空を超えて世界を巡ることができる大英博物館展にぜひ足を運んでいただけたらと思います」と広報サポーターらしくPRした。

同展は、人類の文化遺産の殿堂として1753年に創設された世界最古の国立博物館である大英博物館が所蔵する、幅広い地域と時代を網羅した約700万点にも及ぶコレクションから、選び抜かれた100の作品を展示。200万年前から現在に至る人類の創造と歴史をたどる企画。4月18日(土)より東京都美術館にて開催。