ネットワールドは4月16日、 Windows Server 2003とInternet Explorer 8(IE8)のサポート終了に伴い、IE8互換ブラウザである「LIBRA(ライブラ)」と「VMware ThinApp」(ThinApp)によるアプリケーションの延命ソリューション、および「VMware NSX」(NSX)を利用するセキュリティ強化のサービスを拡充して提供開始した。

LIBRAは当初、IE6で開発したWebアプリケーションをWindows 7/8で利用可能にするIE6互換ブラウザとして2014年5月に提供開始したもの。今回IE8互換に対応し、IE8で開発したWebアプリケーションをIE11で利用可能にしたとのこと。

アプリケーション仮想化ソフトであるThinAppによるアプリケーション移行のためのパッケージング・サービスは従来、成功報酬型で提供してきたが、一部のサービスについて料金を体系化すると共に「POCサービス」および「アセスメントサービス」を追加した。

POCサービスは、延命するアプリケーション1つに対してアプリケーション構成や内容などを確認した上で、ThinAppパッケージングによる動作確認を目的とするアプリケーション仮想化による事前検証。同サービスは無償で提供する。

アセスメントサービスは、POCを希望するアプリケーションが複数の場合に実施する現状調査で、価格は9万円から。

両サービスに加え、移行実績があり同社が指定するアプリケーションに対するパッケージング・サービスを定額サービスとして提供する。価格は30万円。

なお、いずれのサービスにおいても対応時間などによる条件設定がある。

同社によるとアプリケーション移行および延命においてLIBRAに関する問い合わせが増えているとのことで、パートナー企業にもカスタマイズ権利を譲渡しサービスの充実と導入促進を図るという。その先駆けとしてジャパンシステムと協業し、LIBRAおよびThinAppによるアプリケーション延命ソリューションの提案を強化するとしている。

ネットワーク仮想化ソフトであるVMware NSXによるセキュリティ強化では、Windows Server 2003のサポート終了後のシステム延命における脆弱性対策としても積極的に提案していく。

オンプレミス環境におけるマイクロ・セグメンテーションに加え、ハイブリッド環境でのNSX接続、データセンタ環境でのネットワーク運用の効率化におけるNSXの導入などにも対応するという。