気象庁は4月16日、現在テスト運用中の次期静止気象衛星「ひまわり8号」のサンプル画像をウェブサイト上で公開した。ウェブサイトでは「ひまわり7号」との観測性能を比較した関東地方やオホーツク海の画像のほか、台風や黄砂の動きを記録した動画を見ることが可能だ。

「ひまわり7号」と比べて「ひまわり8号」は解像度が2倍に向上するとともに、カラー画像も取得できるなど観測能力が大幅に向上しており、サンプル画像を通してその違いをはっきりと見ることができる。「ひまわり8号」は2015年から7年間の運用を計画している。

関東地方。左:「ひまわり7号」の可視画像(解像度1km) 右:「ひまわり8号」の可視画像(解像度500m) (気象庁ホームページより)

オホーツク海の海氷。左: ひまわり7号の可視画像 右: ひまわり8号の可視と近赤外の画像を加工・合成して作成した画像 (気象庁ホームページより)