ロームは4月15日、産業機器や太陽光発電パワーコンディショナーなどのインバータやコンバータ向けに1200V/300A定格のフルSiCパワーモジュール「BSM300D12P2E001」を開発したと発表した。

同モジュールは、同等電流定格のIGBTモジュール比でスイッチング損失を77%低減することに成功。これによりIGBTモジュール採用システムに比べて冷却機構の小型化が可能となるほか、高周波スイッチング動作を行うことで、コイルやキャパシタなどの周辺部品の小型化も可能になるという。

さらに大電流定格化によるスイッチング動作時のサージ電圧増大に対応するため、SiCデバイスの配置や内部パターンの最適化を図ることで、パッケージ内部のインダクタンスを従来品比でおよそ半減としたパッケージを開発。これにより300A定格の製品化を実現したとする。

なお、同モジュールはすでにサンプル出荷を開始しており、6月より量産出荷を開始する予定だという。

1200V/300A定格のフルSiCパワーモジュール「BSM300D12P2E001」の外観

IGBTモジュールに比べてスイッチング損失を77%低減することに成功した