大同特殊鋼は4月6日、高い導電性と低反射率を併せ持つタッチパネル用途向けメタルメッシュ用Cu合金ターゲット材を開発したことを発表した。

同製品は、従来のタッチパネル用透明導電膜に用いられるITOのシート抵抗値が50~100(Ω/□)であるのに対し、約0.2(Ω/□)と低抵抗化を実現。また、反射率はプロセスを追加することなく平均10~20%に抑えたほか、Cu主体の金属とすることでエッチングによる細線化も容易となっている。

さらに、インジウムなどのの希少金属を使用していないため、ITOと比べて低コストでタッチパネルの生産が可能になるという。