岸本斉史氏描き下ろし『BORUTO』メインビジュアル

昨年12月に完結した大ヒット漫画『NARUTO-ナルト-』の原作者・岸本斉史氏が初めて総指揮をとるアニメーション映画『BORUTO-NARUTO THE MOVIE-』が、2015年8月7日に公開されることが明らかになった。

岸本氏は原作、脚本、キャラクタービジュアルなどをすべて統括し、同氏が描き下ろしたティザービジュアルも公開。本作の主人公である、ナルトの息子・ボルトの反抗的な表情が描かれ「ダッセェな、火影(クソオヤジ)」という意味深なコピーが添えられている。

岸本氏は「全てが一から始まる、 初めてのキャラクターばかりになります」と語る本作は、「NARUTOの映画11本目にして初めて脚本を原作者の僕自身が全て書き、キャラクターデザイン案を出し、自分が納得できるまで練り込んだ上にさらに完璧を求めスタッフと練りこんでいきました」と述懐。昨年連載が終了し、これまで漫画に費やしていた時間を全て映画に注いだという岸本氏は「本当に僕が作りたかったNARUTO映画がここにあります。これ以上のものはもう僕には描けません…」と自信をのぞかせている。

2014年12月に公開された前作『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』は、歴代最高の興行収入19.8億円(2015年3月31日時点)を突破する大ヒットを記録。『NARUTO-ナルト-』は、この『THE LAST』を皮切りに"NARUTO新時代開幕プロジェクト"をスタートしている。

東京では3月21日より公演が開始され、国内公演のみならずワールドツアーも展開する舞台「ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-」。4月25日から東京、7月18日から大阪にて開催される「連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展」。そして、4月27日発売の漫画誌『週刊少年ジャンプ』22・23合併号では『NARUTO-ナルト-』の短期集中連載『NARUTO-ナルト-外伝 ~七代目火影と緋色の花つ月~』がスタートする。今回の『BORUTO』は、このプロジェクトの集大成として位置づけられている。

(C)岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ
(C)劇場版BORUTO製作委員会 2015