金山神社(神奈川県川崎市)では4月5日、「かなまら祭」が開催される。

ピンク色が特徴的な「エリザベス神輿」

「かなまら祭」は、毎年4月の第1日曜日に開催されている祭りで、男根を模した神輿(みこし)が担がれて町内を巡ることなどが知られている。

川崎大師観光案内センターによると、同祭は江戸時代に川崎宿の「飯盛女」たちが性病除けや商売繁盛の願掛けを行ったことに由来するという。商売繁盛・子孫繁栄(子授け)・安産・縁結び・夫婦和合のご利益があるとされている。

同祭で現在巡行している神輿は「かなまら舟神輿」「エリザベス神輿」「かなまら大神輿」の3基となっている。

「かなまら舟神輿」は台部が舟型で屋根のついた神輿で、内部には鉄製の男根が納められている。「エリザベス神輿」は台部にピンク色の男根がのった神輿で、女装クラブ「エリザベス」から寄贈されたものだという。「かなまら大神輿」は3基の中で最も古く、内部に木製の男根が納められている。

3基の中で最も古い「かなまら大神輿」

また、川崎市によると、当日行列に参加希望の場合は11時頃までに受付をすると衣装を貸してもらえるとのこと。