西武鉄道は池袋線の前身である武蔵野鉄道(池袋~飯能間)の開業から4月15日で100周年を迎えることを記念し、記念乗車券の発売や臨時列車の運転をはじめ、各種記念行事を実施する。

武蔵野鉄道時代の準急飯能行列車(宮松金次郎氏撮影)

現在の西武鉄道準急飯能行30000系

記念乗車券は「西武鉄道池袋線開業100周年記念乗車券」の名称で、池袋・東長崎・西所沢・仏子の4駅を発駅とする硬券乗車券4枚セット(1セット1,000円)と、開業時から営業している12駅各駅で販売する硬券乗車券全12枚(1枚150円)の2種類を発売。セット券は池袋線の歴史を振り返るデザインの専用台紙にセットされており、12駅で販売するきっぷは古い駅舎デザインをカラー刷りにしたデザインになるという。どちらも4月12日初電車から販売開始となる。

4月12日10時45分から、池袋駅7番ホームにて池袋線開業100周年セレモニーも開催。関係者や来賓の挨拶、テープカットのほか、池袋線開業100周年の記念ヘッドマークを付けた臨時電車(30000系)の出発式と運転を行う。

所沢駅改札内「とこてらす」では4月12日から7月20日まで、いまと昔の池袋線の各駅舎の写真パネルや西武鉄道が所蔵する100年の歴史パネルの展示、秩父地域・川越地域の観光PRなどを行うパネル展を開催。4月18日からは6000系1編成を黄色い車体とし、当面は相互直通電車として渋谷・横浜方面へ運行させるという。その他、記念フォトコンテストや記念グッズ発売なども予定されている。