カシオ計算機は3月31日、メタルウオッチ「EDIFICE」(エディフィス)の新製品として、全タイムゾーンを網羅した約300都市のワールドタイムを簡単に設定できる「EQB-510」と「ECB-500」を発表した。スイスのバーゼルで開催されたウオッチ&ジュエリーの祭典「BASELWORLD 2015」で発表されたモデルで、日本においても正式発表となった。

EQB-510はアナログフェイス、ECB-500はアナログ&デジタルのコンビネーションフェイスだ。それぞれIP処理あり/なしの2モデル、計4モデルをラインナップ。EQB-510は4月24日の発売、ECB-500は5月の発売予定となっている。税別価格は、IP処理なしのEQB-510D-1Aが40,000円、IP処理ありのEQB-510DC-1Aが50,000円、IP処理なしのECB-500D-1Aが35,000円、IP処理ありのECB-500DC-1Aが45,000円。

EQB-510

ECB-500

今回のEQB-510とECB-500は、既存モデル「EQB-500」をベースに、ワールドタイムの使い勝手を向上。スマートフォンとBluetoothで接続・連携することによって、スマートフォン側の専用アプリ「CASIO WATCH+」を使ってワールドタイムなどを簡単に設定できる。

ホームタイムとワールドタイムの時刻(2都市)が分かりやすいシンプルなレイアウトを採用し、時計とスマートフォンのどちらからでも2都市の時刻を入れ替え可能。例えば海外へ渡航したときに、メインの時分針で現地時刻を表示しつつ、インダイアルで日本の時刻を確認できる。対応OSはiOSおよびAndroidで、動作確認済みの機種などはカシオ計算機の特設サイトを参照いただきたい。そのほか、CASIO WATCH+との連携で実現される機能は以下の通り。

  • 世界約300都市を世界地図や都市リストから設定できるワールドタイム機能
  • 1日1回の既定時刻に、自動的にホームタイムとワールドタイムの時刻を修正する自動時刻修正(サマータイム切替含む)
  • サマータイム期間に変更が生じた場合も、アプリケーションの更新で対応
  • アラームなど時計の各種設定をスマートフォンから設定
  • 時計のボタン操作でスマートフォンの音を鳴らす携帯電話探索

EQB-510のサイズは52.0×48.1×14.2mm、重さは約191g、ECB-500は51.7×48.3×14.6mm・約191gとなっている。防水性能は両者とも10気圧だ。

EQB-510の主な仕様(クリックで拡大)

ECB-500の主な仕様(クリックで拡大)