アウディは4月1日のエイプリルフールにちなんで、フラグシップサルーン「Audi A8」に炊飯器ユニットを搭載した「Audi A8 5.5(ごはん)」を発表した。日本向けの特別仕様で、自動車に炊飯器を搭載したのはこれが世界初となる(同社調べ)。

エイプリルフール企画として、Audi A8 5.5(ごはん)が発表された。炊飯器だけでなく、い草の畳シートを採用しているのも特徴だ

Audi A8にはすでにパワートレインの異なる3.0と4.0がラインナップされている。このたびのAudi A8 5.5は、日本の米食文化に敬意を表して開発された日本限定のモデル。リヤシートのコンソールボックスに炊飯器を搭載している。炊飯器ユニットは、Audi A8の435PS/600Nmというパフォーマンスをもとに専用設計された。羽釜形状の内釜を採用し、激しい熱対流によって芯からふっくらとしたご飯を炊きあげる。

炊飯モードは「白米」「玄米」「無洗米」「おかゆ」の4コース。メニューパネルはタッチ式だ。きめ細やかな出力コントロールによって、ユーザーの好みのご飯を炊きあげられる。

炊飯器の搭載だけでなく、スタイリングも日本仕様になっている。2,990mmのロングホイールベースによって生まれた空間にはい草の畳シートを採用。日本の高温多湿な気候に最適だとしている。い草の畳シートは、はじめ青々としているが、時が経つにつれて黄金色に変化していく様子も楽しめる。

車内で炊きたてご飯を味わえる

設定はタッチ式のメニューパネルから行う

格納式のテーブルも装備

Audiの正規ディーラーにてAudi A8 5.5を問い合わせると、2015年4月1日限定で記念品「Audi特製しゃもじ」がプレゼントされる。記念品はなくなり次第終了。なお、4月1日が定休日である店舗については翌営業日の配布となる。