JR北海道は函館本線渡島大野駅を北海道新幹線新函館北斗駅在来線ホームに移転し、29日から供用開始した。

新函館北斗駅外観

渡島大野駅として供用開始した新函館北斗駅在来線ホーム。写真右側奥に新幹線ホームができる

現在の渡島大野駅付近に開業する予定の北海道新幹線新函館北斗駅は、2015年度末の開業に向けて現在も建設工事中。黒を基調とした外壁と大きなガラス面が特徴で、ガラス面からのぞく大きな柱はトラピスト修道院(北海道北斗市)のポプラ並木をイメージしたという。「自然と共に呼吸する モダンで温かみのある駅」のデザインコンセプトを踏まえ、天井などの内装には地元産木材の道南杉を多用している。

ホームは新幹線・在来線ともに1階に設置され、改札は2階。新幹線ホームと在来線ホームとを同一平面上に設け、青森方面からの乗客が階段を上り下りすることなく、函館駅へのアクセス列車や札幌方面の特急列車に乗り継ぎできるように配慮されている。

今回、供用開始したのは新函館北斗駅の在来線第1ホームと第2ホーム。渡島大野駅は無人駅のため、入場券なしで立ち入ることができる。新幹線駅・新幹線ホーム部分は依然として工事中のため立ち入ることができず、新幹線ホームとの境界にも仮設の仕切りが設置されている。