総合車両製作所は30日、次世代ステンレス車両「sustina(サスティナ)」シリーズの大都市向け通勤車両量産型第1号のJR東日本への納入を発表した。納入したのは新型通勤電車E235系で、JR山手線で秋頃から営業運転を開始する予定だ。

JR東日本新型通勤電車E235系の製造の様子

車内に取り付けられた銘板

「sustina」シリーズは、新技術を搭載したステンレス車両のブランド名。車両構造や機器システムに共通プラットフォームを多用したほか、衝撃吸収構造や内装ロールバーの採用により、高い安全性を実現。100%リサイクル可能なステンレス製で環境親和性も高く、信頼性確保と車両ライフサイクルコスト低減を両立させた新機軸の鉄道車両となる。

シリーズ第1号は2013年に導入された東急電鉄5050系5576号車。その他、「sustina Hybrid」としてJR東日本烏山線用蓄電池電車EV-E301系、仙台地区用ディーゼルハイブリッド車両HB-E210系などを製造している。