お笑いコンビ・ピースの又吉直樹にとって初の純文学作品となる小説『火花』(文藝春秋)が、3月30日付けのオリコン週間「本」ランキング(集計期間:3月16日~22日)の2部門で、前週に続いて1位を獲得した。

初の純文学作品『火花』を執筆した又吉直樹

今月11日に発売され、累計発行部数35万部を突破した同書。発売初週で8.1万部、2週目で4.9万部を売り上げ、累積売り上げは13万部に。これにより、総合部門にあたるBOOK部門、文芸(小説)部門で2週連続の1位となった。

小説では、売れない芸人・徳永と、その彼が師と仰ぐ先輩芸人・神谷の姿を通して、「笑いとは」「才能とは」「生きるとは」「人間とは」が描かれている。文芸誌『文學界』(文藝春秋)2月号で発表され、史上初の増刷に導いたこともあり、出版に向けて注目度が増していた。