東洋大学は、社会人および学生向けのビジネス英語講座「BEC(Business English Communication)プログラム」を開講すると発表した。BECプログラムは、東洋大学とUCLAエクステンションによる共同事業で、グローバルなビジネスシーンで役立つ英会話や、異文化コミュニケーション能力の習得を目指すとしている。

東洋大学の竹村牧男学長とUCLAエクステンションのウェイン・スムーツ教育部門長

同プログラムの実施に先立ち、東洋大学の竹村牧男学長は「本学は平成24年に創立125周年を迎え、これを契機に建学の精神に基づく『哲学教育』、時代の要請に応える『国際化』、そして学生一人ひとりの真の自己実現をサポートする『キャリア教育』の三つを教育の柱として、教育活動を展開してゆく方針を決めました。その中で、時代の要請に応える『グローバル人財』の育成を推進するため、このたび本学とUCLAエクステンションは、ビジネス英語などの共同プログラム開講に関する協定を結び、『Toyo University – UCLA Extension Center for Global Education』を設立しました。UCLAとの連携により、学生のみならず、幼稚園、小中高校生、社会人、シニアなどあらゆる世代にグローバル教育を展開します」としている。

同プログラムは「Business Interactions」「Business Essentials」「Business Insights」「Business Impact」「Business Advantage」の5クラスからなり、1クラスの講義時間は3時間×10回、計30時間で構成(一般向け正規受講料・税込183,600円)。UCLAエクステンション発行の修了証取得を目指す場合は、通常2~3クラスの連続受講、計60~90時間が必要となる(受講料割引き制度あり)。本講座は、講義だけでなく実際のミーティングや交渉場面を想定したロールプレイを含んでおり、ビジネスシーンですぐに活用できる英語を学ぶだけでなく、ビジネスパートナーと良好な関係を築く実践的な方法を身につけることができるとしている。さらに会議や交渉に影響する社会的・文化的な違いについて理解し、会議・交渉の場における代表的な戦略、戦術、コツ、賛成・反対のしかた、代替案の提案手法、妥協点の見出し方、譲歩や質問のしかたを受講者と一緒に検討していくという。社会人向けクラスは土曜日・日曜日に開講される予定だ。

なお、同プログラムの正規クラス開講は7月からだが、これに先立ち4月から6月にかけて体験レッスン(トライアル講座1回2時間30分)を実施。体験レッスンでは英語のみの模擬授業が受講でき、授業後、希望者は15分程度の「プレイメントテスト(インタビュー)」(無料)を受けることができる。体験レッスンの日程は、4月25日(土)、26日(日)、5月16日(土)、17日(日)、23日(土)、6月6日(土)の6日間で、受講料は5,400円(税込み)。場所は東洋大学・白山キャンパス(東京都文京区)となっている。

BECプログラムに関する詳しい内容は、東洋大学ホームページ内のサイトから