厚生労働省は20日、文部科学省と共同実施した「平成26年度 大学等卒業予定者の就職内定状況調査」の結果を発表した。調査結果は2月1日時点の状況をまとめたもの。対象は、2015年3月に全国の大学、短期大学、高等専門学校、専修学校を卒業予定の6,250人。

「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」の結果を発表(画像はイメージ)

最も内定率が高いのは「国公立・文系」

2月1日時点の「大学卒業予定者の就職内定率」は86.7%(前年同期比3.8ポイント上昇)。2008年3月卒業者以来7年ぶりの水準となった。うち「国公立大学」の内定率は89.3%で、「私立大学」の85.8%を上回った。「短期大学」は78.1%、「高等専門学校」では98.7%であった。

文理別に見ると、「文系」の内定率は86.2%、「理系」は88.7%。国公立・私立と文理を合わせると、最も内定率が高いのは「国公立・文系」(89.4%)という結果に。続いて「国公立・理系」(88.9%)「私立・理系」(88.5%)が僅差で並び、「私立・文系」は85.4%であった。

地域別に見ると、内定率が最も高いのは「関東地区」(91.5%)。次いで「近畿地方」(87.2%)、「北海道・東北」(86.4%)が上位にランクインした。最も内定率が低いのは「中国・四国地方」(77.4%)。「関東地区」との差は14.1ポイントとなった。

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