ロイヤル フィリップスは3月20日、世界10カ国の約8,000人を調査対象とした、睡眠の傾向や習慣をテーマとした報告書の第1回目「Sleep: AGlobal Perspective(睡眠:グローバルな視点)」を発表した。

調査対象者7,817人のうち、96%が睡眠は自分にとって重要だと回答している。同時に、調査対象者の57%が睡眠をより良いものにできるかもしれないが、睡眠を改善するための行動は起こしていないと回答した。

22%が週に5~7日も予定より早く目が覚めてしまうと回答した

また、日常的に一晩中眠れている人は全体のわずか17%にとどまっていることもわかった。22%は、週に5~7日も、予定より早く目が覚めてしまうと回答している。

健やかで満ち足りた暮らし全般に影響を及ぼす点について聞くと、「睡眠」が87%でトップにランクインした。次いで「金銭/経済状況」(84%)となっている。睡眠を妨げる点については、「金銭/経済状況」が28%、「仕事」が25%を占めた。

一方で世界中の67%の人が携帯電話を手の届くところに置いて睡眠をとっていることも判明した。それらのテクノロジーが睡眠を妨げる要因であると回答したのはわずか21%となっている。

「あなたの睡眠を妨げる要因となっているものは何ですか?」の問いに対して「仕事」と回答した国ランキングでは、韓国(43%)が1位、次いでブラジル(33%)、中国(32%)だった。日本は23%で10カ国中5位にランクインしている。

睡眠を妨げる要因は?

また、「金銭/経済状況」と回答したのは、ブラジル(39%)が多く、次いでドイツと米国がそれぞれ31%でランクイン。日本は16%で10カ国中最下位だった。

※調査実施国は米国、ブラジル、英国、フランス、オランダ、ドイツ、中国、日本、韓国、オーストラリア。そのうち日本人は750人。