両脚を肩幅の倍に開き、つま先を外に向けて立つ

整体師の大山奏です。だんだんと暖かくなるこの時期は、体調を崩す人が多いです。その原因は「冬疲れ」というものです。

身体は暖かくなる季節になって活発に動こうとするのに、冬の間に使わなかった筋肉などがついてこられず、だるさを感じてしまうのです。少しずつ身体を動かすようにして、身体を軽くしていきましょう。

今回は、冬疲れによる血行不良を解消するストレッチを紹介します。

内転筋リンパストレッチ

Step1: 両脚を肩幅の倍くらいに開いて立ちます

Step2: 肘と膝が同じ高さになるくらいまで腰を落とします

Step3: 肘で膝を外側に押して、内ももを開きます

気をつけたいポイントは、つま先と膝の向きです。最初に立ったときから、つま先と膝は少し外側を向くようにします。内ももを開くときにも、その向きは変えないようにしてください。

また、腰を落としたときに背筋が曲がってしまわないように注意しましょう。ゆっくりと腰を下ろしていくと、身体のバランスが崩れにくくなります。

肘と膝が同じ高さになるくらいまで腰を落とす

肘で膝を外側に押す

スクワットの動きで筋力アップも期待

今回のストレッチは、基本的には内ももの血行促進と脚の付け根部分のリンパを流すためのものですが、スクワットと似た動きのため、太ももの筋力アップにも使えます。冬の間に落ちてしまった筋力を戻すのにも有効です。

身体を慣らして快調に

春目前のこの時期は、何となく身体が重かったり、むくみがひどかったりします。気力がわいてこないという人もいるでしょう。それは冬の間に筋力が落ちてしまった、血行が悪くなってしまった結果です。身体が知らず知らずのうちに衰えてしまったということです。

だるさや憂鬱(ゆううつ)な気分を感じたら、少し身体を動かしてみてください。心と身体はつながっています。早めにストレッチや散歩など軽い運動をする習慣をつければ、不定愁訴も軽くなっていくかもしれませんよ。

筆者プロフィール: 大山 奏(おおやま かなで)

スピリチュアルと運動が好きなアウトドア系ライター。整体師。癒やしを与えられる人になろうとアロマテラピーインストラクター・セラピストへ向けて勉強中。ストレス解消法は神社巡りと滝行。スピリチュアル系雑誌の執筆から脳科学・恋愛記事まで、興味のあるものには迷わず挑戦している。ブログ「ひよっこライター大山奏」では、日々の出来事を思うままにつづっている。また、これまでのさまざまなストレッチをまとめた電子書籍も販売中。