映画館に登場した怪盗キッド

人気アニメ『名探偵コナン』が、映画盗撮防止キャンペーンCM「NO MORE映画泥棒」とコラボレーションすることが決定し、「NO MORE映画泥棒」がキャンペーンCMで初めてアニメーション化される。

「NO MORE映画泥棒」は、日本全国の映画館で映画本編の直前に上映されるCMで、コミカルな音楽やパントマイムで映画の盗撮防止を啓発。昨年にはフィギュアや食玩で立体化されるなど人気を博し、2014年8月に公開された映画『ルパン三世』とのコラボレーション も実現している。

初のアニメーション化となるCMでは、劇場内で犯人が映画を盗撮していると、江戸川コナンが登場。犯人の正体はカメラ男だと暴くコナンだが、追い詰められたかに思えたカメラ男は余裕の薄笑いを浮かべ、マスクを脱ぐとそこには白いスーツに身を包む怪盗キッドの姿が。キッドはコナンとの再戦を約束し、華麗に姿を消してしまう。キャンペーン映像は、4月18日に公開されるアニメーション映画『名探偵コナン 業火の向日葵』の鑑賞者のみ観ることができるスペシャル映像となる。

今回のコラボは、青山剛昌氏の漫画作品『名探偵コナン』『まじっく快斗』に登場する世界的な大泥棒・怪盗キッドが、日常生活の中でさまざまなものを盗み、ジャックしていくというプロジェクト「KID STEAL PROJECT」の一環として実施。3月18日に発売された漫画誌『週刊少年サンデー』(小学館)の表紙ロゴが盗まれた際に、「『映画界の大泥棒』の称号を頂きに参上します」という次なる犯行への予告状が公開されており、今回のコラボが示唆されていた。

なお、CMの最後にはキッドが「怪盗は鮮やかに盗むのが流儀、でも映画を盗むのはナンセンス。こそこそ隠し撮っても、美しくないんでね…。近々また、獲物を頂きに参上します。その時はよろしく、名探偵」と、映画泥棒をたしなめるメッセージを送っている。

(C)「映画館に行こう!」実行委員会
(C)2015 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会