タレントのマツコ・デラックスが司会を務めるTBS系バラエティ番組『マツコの知らない世界』(毎週火曜21:00~21:54)が、ギャラクシー賞のテレビ部門で2月度の月間賞を受賞した。

3月24日スペシャルで共演するマツコ・デラックス(左)と、綾小路きみまろ

同番組は、日常に潜む知らない世界を、個性あふれるゲストが紹介し、"マツコの知らない世界"の扉を開けていくという内容。

ギャラクシー賞を審査する放送批評懇談会は「自分の知らない事柄に新鮮に驚き、それをきちんと咀嚼(そしゃく)して視聴者に伝える話術、そのうえで相手の面白さを最大限に引き出そうとするマツコの対応力が見事」と絶賛。その上で「スタッフのテーマ選択とそれを語らせるゲストの人選もツボを心得ている」と受賞理由を説明している。

受賞対象となった2月に紹介した"世界"は「生姜」「図鑑」「デパートチョコレート」「洗濯もの干し」。そして2月17日に放送した2時間スペシャルでは「美味しい魚」「食品サンプル」「室内ペット」を紹介し、視聴率も14.5%と番組最高値を記録した(視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区)。

三島圭太プロデューサーは「この番組の出演者は2人だけですが『この分野の事は誰にも負けない』というゲストの熱とそれを受け止めるマツコさんの熱。この2つが化学反応を起こした時、何十人分もの熱となって、とてつもない高い温度になります」と、支持を受ける理由を分析している。

3月24日の放送は、2時間スペシャル(21:00~22:48)で放送。マツコと初共演となる綾小路きみまろが「漫談の世界」を紹介し、鉄板ネタからきみまろ漫談に欠かせない七つ道具まで披露する。このほか、コンビニ記者が紹介する「セブン-イレブンの世界」、消しゴムコレクター主婦による「おもしろ消しゴムの世界」にも迫っていく。

ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が優秀な番組・個人・団体を顕彰するもの。同じ2月の月間賞には、日本テレビ・札幌テレビ『NNNドキュメント'15 3・11大震災シリーズ58「再稼働元年…ここは原発の地元ですか?」』(2月8日放送)、NHKEテレ『ETV特集「薬禍の歳月~サリドマイド事件・50年~」』(2月21日放送)、NHK BSプレミアム『プレミアムよるドラマ「徒歩7分」』(1月6日~2月24日放送)が選ばれており、バラエティの受賞は同番組のみとなっている。

マツコ(左)と、「おもしろ消しゴムの世界」を語る消しゴムコレクター主婦・まゆぷ~

「セブン-イレブンの世界」を語るコンビニ記者・吉岡秀子

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