20~50代の男女1000人を対象に行った調査で、9割を超える人が“シャンプー”選びで重視するのは「地肌への優しさ」を挙げるなど、シャンプー選びに対する意識と実態がこのほど明らかになった。

オリコンが2月12日~17日にかけて実施した「シャンプー選びについての意識・実態調査」によると、全体の過半数を超える53.9%が「シャンプーはブランド・商品が多くて選ぶのに困る」と回答。さらに、59.3%が「シャンプー選びで失敗したと思ったことがある」と答え、特に女性では72%が「あてはまる」「ややあてはまる」と答えて、その傾向が強いことがわかった。

シャンプーはブランド・商品が多くて選ぶのに困る
n=1000(各世代250)

選んだシャンプーを失敗したと思ったことがある
n=1000(男女500)

また、全体の57.4%が「シャンプー選びにこだわりを持つ」と回答する中、重視する要素として最も高い割合を示したのが「地肌への優しさ」で93%。以下、「洗っているときの髪への優しさ」(89.1%)、 「洗髪後の髪の手触り」(84.4%)、「洗髪中に髪がきしまない」(83.7%)、「洗髪中の泡立ちの良さ」(83.1%)と続き、補修効果や香りといったプラスアルファの機能もより、基本的な機能を重視する人が多かった。

シャンプーを選ぶ際に重視する項目(複数回答)
n=1000

一方、オリコンが12月15日から22日に 全国20~50代の男女2万人を対象に、 2014年度注目の男女別上位10のシャンプーブランドについて行った「全国2万人によるシャンプーブランド利用者調査」 において、ユニリーバの「クリア」が「洗っているときの地肌への優しさ」で男女ともに1位を獲得。「洗っているときの髪への優しさ」「洗髪後の髪の手触り」では、男性は「TSUBAKI」(資生堂)、女性は「クリア」がともにトップとなり、「洗髪中に髪がきしまない」では男性「ウル・オス」(大塚製薬)、女性「ラックス」(ユニリーバ)、「洗髪中の泡立ちの良さ」では男性「TSUBAKI」、女性「クリア」がそれぞれ最も高い評価となった。

なお。調査対象となったブランドは、他に男性が「パンテーン」(P&G)、「スカルプ D」(アンファー)、「メリット」(花王)、「サクセス」(花王)、「レヴール」(ジャパンゲートウェイ)、「ラックス」、「デ・オウ」(ロート製薬)、女性が「パンテーン」、「レヴール」、「セグレタ」(花王)、「ジュレーム」(コーセー)、「いち髪」(クラシエ)、「ディアボーテ HIMAWARI」(クラシエ)、「エッセンシャル」(花王)。調査は、それぞれのブランドの商品について各項目に対して“とても満足である”を10点、“まったく満足ではない”を1点として10点満点で評価し、平均点を10ポイント満点で換算している。