米Microsoftは17日(現地時間)、次期OS「Windows 10」にて、Qualcomm製の開発ボード「DragonBoard 410c」をサポートすることを明らかにした。同社は、Windows 10のローンチ時には、小型IoTデバイス向けの新しいWindowsが無償で登場するとしている。

Qualcomm製の開発ボード「DragonBoard 410c」

米Microsoftは、2015年2月に英Raspberry Pi Foundationが提供する小型ボードPC「Raspberry Pi 2 Model B」をのサポートを明らかにしている。この際、「Windows Developer Program for IoT」を通じてRaspberry Pi 2互換のWindows 10を無償提供すると告知しており、今回の「DragonBoard 410c」向けのWindowsも近い形で提供されることが予想される。

「DragonBoard 410c」自体は、Windows 10と同じ2015年夏の提供が予定されている。同製品はSnapdragon 410をベースにした開発ボードで、クレジットカード大の小型基板だ。CPUには4コアのARM Cortex A53(Adreno 306グラフィックス)を搭載。また、通信機能にIEEE802.11b/g/nやBluetooth、GPSなどを備えるほか、HDMI×1、microUSB 2.0×1、USB 2.0×2、microSDカードスロットといった端子を搭載している。