SBI証券は13日、「NISA(少額投資非課税制度)」の未成年版である「子どもNISA(ジュニアNISA)に関するアンケート」の結果を発表した。それによると、最も注目している業界・業種は成年口座保有者、未成年口座保有者ともに「医薬品・バイオ」となった。

同調査は、2月24日~3月1日にインターネット上で行われ、SBI証券の顧客(個人投資家)で証券総合口座保有者(成年・未成年個人口座)5.916名の有効回答を得た。

最も注目している業界・業種は、という質問に対して、成年口座保有者の22.5%が「医薬品・バイオ」と回答。未成年口座保有者についても同じく、「医薬品・バイオ」が最も注目の業界・業種となっており、高い注目を集める結果となった。

このたびのアンケートは、「NISA(少額投資非課税制度)」の未成年版である「子どもNISA(ジュニアNISA)」の制度開始に向けて実施されたものだが、「子どもNISA」の認知度は成年口座保有者では49.6%。その中でも最も認知度が高いのが70代、次いで30代、40代の認知度が高く、孫を持つ祖父母世代、比較的養育費がかかる年齢層の子を持つ親世代において関心が高いことが分かった。一方で自身が制度の対象となる未成年口座保有者での認知度は成年口座保有者より高いものの、54.5%にとどまった。

自分の子どもや孫のために、子どもNISA(ジュニアNISA)を利用したいと思うか、という質問に対して、30代で51.3%、40代で49.1%と約半数が「はい」と回答。子どもを持つ親世代が積極的に活用したいと考えていることが分かった。

2015年(2015年1月~12月)の日経平均の高値/安値の予測の質問には、成年口座保有者の回答を平均すると20,115.7円、未成年口座保有者の平均値は22.360.6円となった。いずれも2万円を超え、特に未成年口座保有者は株価上昇期待が大きいようだ。