カシオ計算機は、新しいDJ機器「トラックフォーマー」(TRACKFORMER) シリーズを2機種、3月27日から発売する。価格はオープン。店頭予想価格は、DJコントローラー「XW-DJ1」が31,000円前後、グルーヴセンター「XW-PD1」が36,000円前後。

トラックフォーマーは、2015年1月に米国ラスベガスで開催されたInternational CES 2015において、カシオブースで展示とデモプレイを行っていた機器。日本での発売が正式にアナウンスされた。投入される2機種とも、DJプレイやダンスミュージック創作に向けた機能を備え、電池駆動、2Wの6cmスピーカー内蔵という仕様によって、さまざまなシーンでプレイできる。

DJコントローラー「XW-DJ1」

XW-DJ1

アナログレコード盤の溝を再現した、7インチの大型スクラッチディスクを搭載。iOS用の「djay2 for iPhone/iPad」、Mac用の「djay Pro」、PC/Mac用の「TRAKTOR PRO 2」といった人気DJアプリケーションソフトに対応しており、お気に入りの音楽を使ってDJプレイが楽しめる。

対応ソフトのディスク2台をワンタッチで選択でき、2枚のレコード盤を自在に操るDJの多彩なプレイを実現。左右対称のデザインを採用しているため、利き手を問わずプレイできる。2系統の音量を同時に制御可能なクロスフェーダーや、特定の範囲を繰り返し再生するループボタン、曲を変化さえるFXボタンといった機能を備える。本体サイズはW344.7×D232.0×H66.8mm、重量は1.1kg。

グルーヴセンター「XW-PD1」

XW-PD1

365音色の音源、自動演奏を実現するシーケンサー、録音した音を音源にできるサンプラー、音を変化させるエフェクターなど、多彩な機能を内蔵。楽曲の製作からパフォーマンスまで、この1台でまかなえる。

光の回転によってリズム・パターンが一目で分かるシーケンスステップキーを搭載しており、パッドを使ったリズム・パターン製作、楽曲製作が可能だ。また、200種類のエフェクトを使って、自分で創作した曲や、スマートフォンやデジタルオーディオプレイヤーのお気に入り曲をアレンジすることもできる。ほかの電子楽器と接続しての使用にも対応する。本体サイズはW344.7×D232.0×H66.8mm、重量は1.15kg。