インテル セキュリティの中核を担うMcAfee,Inc.は3月11日、電力網内の従来型と最新型の重要社会インフラを保護できるテクノロジー プラットフォーム「Critical Infrastructure Protection(CIP)」を発表した。

このプラットフォームは、米国エネルギー省が出資するスマートグリッド プロジェクト「ディスカバリー・アクロス・テキサス(Discovery Across Texas)」との協業を通じて開発されたもの。テキサス工科大学での導入試験なども含まれるこのプロジェクトは、Intel SecurityとWind Riverの共同プロジェクトとなる。

CIPでは、そのプラットフォーム上でセキュリティ管理機能を運用アプリケーションと分離できるため、電力網の運用を確実に保護、監視、管理することが可能となる。高度で拡張性に優れるだけでなく、使いやすさとコスト効率にも優れ、また既存と最新の電力インフラ両方に有効。また、業務プロセスやアプリケーションにほぼ変更を加えることなく適用できるので多くの既存のシステムに組み込める。

電力網以外の防衛、石油やガス産業、医療用アプリケーションなどの分野でも同様に効果を発揮することが期待されている。