いろは出版が2月に発売した書籍『なぜ日本人は、こんなに働いているのにお金持ちになれないのか?』(1,600円税抜)が好評だ。同書は、「お金」をテーマに、世界40カ国を旅した著者が説いた"つながり資本論"をまとめたもので、出版社には共感の声が届いているという。

『なぜ日本人は、こんなに働いているのにお金持ちになれないのか?』表紙

「なぜ日本人は、こんなに働いているのにお金持ちになれないのか?」。この疑問に著者の渡邉賢太郎氏は「日本人は、世界一お金のことを知らないからだ」と答える。同書は、お金の「仕組み」を学び、「扱い方」を少し変えることにより、お金持ちへの道は拓かれると説明。さらに「つながりキャピタリズム(資本主義)」とも呼べる新しいお金の世界を理解することで、お金を稼ぐ手段である「働く」という行為や、お金でつながる人々との付き合い方さえ、より豊かになると説く。

主な内容は、「資本主義を生んだ国イギリス」「GDPで日本を超えた国、中国」「お金の起源を持つ国エジプト」など。

著者の渡邉賢太郎氏は1982年生まれ。立命館アジア太平洋大学卒業。リーマン・ショックを機に三菱UFJモルガン・スタンレー証券を退職。2011年5月から2年間で世界40カ国を訪れる旅に出る。帰国後、2013年8月よりNPO法人ETIC.に入社。Social Startup Accelerator Program「SUSANOO」のプロジェクトリーダーを務める。