金沢彩の庭ホテルは3月9日、石川県金沢市に「金沢彩の庭ホテル」をオープンする。

「金沢彩の庭ホテル」の「コンフォートツインデラックス」(イメージ)

同ホテルのコンセプトは「金沢の別邸」。四季の感覚や町家が持つ懐の深さなど、金沢の街全体が醸し出す気品と、自然と共生する安らぎを兼ね合わせるホテルを目指したとのこと。北陸新幹線の開業により増加が見込まれる観光客に主要ターゲットを絞り、個人利用のほか、家族連れや女性グループなどでの利用にフォーカスして客室などの設計を進めたという。

四季の感覚を大切にした庭を建物を取り巻くように設置し、館内には奥に長い回廊が巡る空間設計を施すことで金沢の街並みや町家のイメージを取り入れた。敷地内には白山山系から犀川を経て大野庄用水の分流が流れ込んでおり、この水を各庭にも取り入れることで、金沢の風情である"水の流れ"がある風景を演出するとのこと。

同ホテルは、総客室64室、1室の平均面積が40平方メートルと金沢市内のホテルでは最大規模となる。客室の種類は全てダブルかツインタイプ。収容定員は197人で、1部屋につき最大7名だが、"コネクティングルーム"を利用することで3部屋を連結し最大10名を受け入れ可能とのこと。