アシストは3月5日、仮想化やプライベート・クラウド環境に対応するデータベース・アプライアンス「DODAI-V」(ドダイ・ブイ)の提供開始を発表した。第1弾の「DODAI-V for Postgres Plus」は4月1日より提供開始し、初年度提供価格はクラスタ構成の4vCPUコアで266万円から(税別)。

同社は2007年からデータベース基盤構築に必要なハードウェア/ストレージ/データベースなどを事前設計し実装した状態で提供する独自のデータベース・アプライアンスを「DODAI(ドダイ)スタック」として提供してきたという。 近年データベース層においても仮想化やプライベート・クラウド環境が急速に普及してきたことを受け、DODAIスタックのラインナップとして仮想アプライアンス「DODAI-V」を加えることになったとのことだ。

その第1弾として提供開始する「DODAI-V for Postgres Plus」はOSにLinux、データベースはエンタープライズDBのPostgres Plusを採用した。同データベースはPostgreSQLをベースとし、エンタープライズ利用に必要な機能や運用管理ツールやユーティリティを備えるという。

同製品は、サブスクリプション・ライセンスを適用可能なPostgres Plusの採用により、仮想環境やプライベート・クラウド環境が実現するリソース管理に合わせ、臨機応変なデータベース投資を実現するとしている。

また、Linux、クラスタリング・ソフトウェア、Postgres Plus Enterprise Editionを、事前に設計・検証・実装したOVF(Open Virtualization Format)形式で提供するため、仮想環境やクラウド環境にファイルを配置するだけですぐにデータベース・サーバとして稼働可能になり、導入日数を従来工法の8分の1(同社調べ)に短縮、初年度の導入コストは従来比の2分の1以下(同)に圧縮できるとのことだ。

さらに、技術的な問い合わせ窓口を同社のサポートセンターに一本化することで問い合わせフローを簡素化し、問題解決を迅速かつ強力に支援するとしている。