名古屋港水族館では、公式Facebookにて、世界最小のイカ「ヒメイカ」を紹介している。

外套長1~1.5cm。食椀に見える白っぽいつぶつぶは吸盤となる

全体で3cm弱、世界最小のイカ「ヒメイカ」を展示

「ヒメイカ(別名:ヒナイカ)」は、世界でもっとも小さいと言われているイカ。近年、世界最大のイカと言われる「ダイオウイカ」が各地で捕獲され話題になっているが、逆に世界最小のイカと言われる「ヒメイカ」は、愛知県近海に生息している。

右のアマモの葉の上にいるツノモエビを狙ってアタック!

海藻の裏側に張り付いていることが多い

クルマエビを補食する「ヒメイカ」

外套長(がいとうちょう)がメスで2cm、オスで1.5cmくらいにしかならない。イカの仲間は、世界中で約450種類も知られているが、世界最小のイカがこのヒメイカの仲間となる。

海藻が茂る藻場などに多く生息しているが、大きさだけでなくその生態も特徴的で、背中にある粘液細胞で海藻などに付着して生活している。水槽の中では海藻の裏側に張り付いていることが多いという。

Facebookでは、泳いで体を伸ばしても全体で3cmに満たない大きさの「ヒメイカ」がアマモの葉っぱにくっつく様子や、ツノモエビを獲ろうとしている瞬間を紹介。ツノモエビにはこの後、残念ながら逃げられたという。

「ヒメイカ」は、同館 南館2階 入口横スペースにて、期間限定で展示している。同館の所在地は、愛知県名古屋市港区港町1-3。