フランス・DSオートモビルは、ジュネーブモーターショーに独立したブランド「DS」として初出展し、新しいロゴやコンセプトカーを発表した。シトロエンのモデルシリーズが新たなブランドとして独立したもので、フランスの自動車産業に本物の高級市場を復活させることをめざすという。

ジュネーブモーターショーに「DS」ブランドとして初出展

1955年の「シトロエン DS」の面影を思わせる新しいブランド「DS」は、2014年6月に正式発表された。ジュネーブモーターショーでは、社名「DS オートモビル」とともに新しいロゴが「DS モノグラム」としてデビュー。前衛的な精神を追い求めることを理念とする同社ブランド・テーマ「SPIRIT OF AVANT-GARDE(スピリット・オブ・アヴァンギャルド)」は英語による表記であり、これはDSが世界をターゲットにしていることを表現している。

会場では、新しい時代の始まりを告げる一歩として、新型「DS 5」が世界初公開された。その他、「DS 5 Moon Dust」や2015年モデルの「DS21 Pallas」、コンセプトカー「Divine(ディヴィーヌ) DS」などがブースを飾っている。

DSブランドのフラッグシップモデル「DS 5」は、新採用されたフロント・エンド「DS Wings」をはじめ、DSを特徴づけるさまざまな新機能を装備している。「DS LED Vision」と名づけられた特別なヘッドランプ、中央にDSのエンブレムを刻印したフロントグリルなど、プレミアムブランドにふさわしいステータスと個性を表現したモデルとなった。

新型「DS 5」外観・内装イメージ

ジュネーブモーターショー「DS」ブース