多くの日本人が好きなバーガー、カロリーを気にせずに食べたいところだが、そうはいかないのが現実なのだ

「今日はなんだか無性に肉が食べたい! でも財布に焼き肉を食べに行くだけの余裕はない…」なんていうときに、代わりにバーガーにかぶりついた経験はないだろうか。

街中には多くのファストフード店が軒を連ね、私たちはいつでも手軽においしいバーガーを食べられるようになった。リーズナブルでボリュームもあり、まさに庶民の味方とも呼べるバーガーだが、バンズとパティを使っているだけにカロリーも気になるところだ。

では実際に、どれぐらいのカロリーを摂取しているのかを知るべく、ファストフードチェーン「バーガーキング」のバーガーメニューを調べてカロリーが高い順に5位までまとめてみたので参考にしてみてほしい。

なお、各メニューのカロリーは「バーガーキング・ジャパン 商品の栄養成分及びアレルゲン情報」を参考にしており、2015年3月4日時点でメニュー情報に記載されているものを対象とした。


1位: 「ダブルワッパーチーズ」(985kcal)

2位: 「ワッパーチーズベーコン」(771kcal)

3位: 「フレッシュアボカドワッパー」(756kcal)

4位: 「ワッパーチーズ」(751kcal)

5位: 「ロデオ ワッパー」(748kcal)

1位は、ビッグサイズのパティ2枚とはみ出しそうなチーズが特徴の「ダブルワッパーチーズ」だった。その総カロリーは、大台目前の985kcalとなっている。2位から5位までも同様に、同ファストフード店の看板商品である「ワッパー」を用いたメニューがランクインしている。参考までに、ワッパー以外の「バーガーメニュー」で最もカロリーが高いのは「ダブルフィッシュバーガー」(587kcal)で、最も低カロリーのメニューは「BKホットドッククラシック」。そのカロリーは230kcalで、「ダブルワッパーチーズ」の4分の1以下となっている。

日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要によると、「ダブルワッパーチーズ」は身体活動レベルが普通の18~29歳の女性の一日の推定エネルギー必要量(1,950kcal)の半分にあたる。同条件の男性(2,650kcal)においても3分の1を優に超えているし、セットに「BKフレンチフライ M」(401kcal)を付けたら、1食で一日に必要とされるカロリーの半分以上を摂取している計算になる。

また、五訂増補日本食品標準成分表によると、「即席中華めん」(油揚げ味付け)の可食部100gあたりのカロリーは445kcalとされている。一般的に販売されているカップラーメンは、可食部が100g以下のものが主流だ。そのため、「ダブルワッパーチーズ」はカップラーメン約2個半に相当するカロリーを持っているといってもよさそうだ。

ファストフード店に行くと、「ご一緒にポテトもいかがですか?」などと店員に聞かれ、ついついセットメニューをオーダーしてしまう人も多いだろう。ただ、バーガー系は今回紹介したように、カロリーが高めなものが多い。普段、パティ2枚のバーガーを食べている人ならば、サイドメニューを追加する際はパティを1枚に減らすなどの配慮をして、自身の健康や体重の維持につなげてほしい。

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