女優の木村佳乃が、5日から全国放送される丸美屋「のりたま」発売55周年記念CM(続いていく幸せ編)に出演し、ウエディングドレス姿を披露していることが4日、明らかになった。

新CMでウエディングドレス姿を披露した木村佳乃

CMでは家族4人で楽しく朝食をとる食卓風景が描かれ、木村演じる母親が、「のりたま」をおいしそうにほおばる娘2人の表情に、「のりたま」を食べて育った自分自身を重ねる。さらに90秒と30秒バージョンでは、一人の女の子が母親になるまでの半生をたどる。やがて成長した女の子を木村が演じ、家族写真の中で、ウエディングドレス姿を披露する。

ウエディングドレスを着た感想を尋ねられた木村は、「40歳近いので、非常に恥ずかしいんですけれど、すごく神聖なものなので着ると身が引き締まります」とコメント。撮影終了後にはスタッフから拍手が送られ、木村はブーケを手に「投げなくていいかな」とおどける場面もあったという。

家族の食卓風景を映したCMだけに、家族の食事について聞かれると、木村は「4人家族で、平日は忙しくてなかなか一緒に食べれなかったけれど、土日に家族で食卓を囲んで、話しながら、笑いながら食べるとより一層おいしく感じました。両親が気をつけて、なるべく4人で一緒に揃って食べるようにしてくれていたことが、ありがたいと思っています」と振り返った。

2月初旬に、都内スタジオにて行われた撮影は、新婚生活の料理シーンからスタートした。エプロン姿で登場した木村は、共演者やスタッフに積極的に話しかけ、撮影現場は和やかなムードに。今回が3回目の共演となる、娘役の豊嶋花、古川凛とは息もぴったり。撮影の合間には木村と一緒に歌を歌ったりダンスを踊ったりと、本当の親子のようだったという。翌日行われたスチール撮影の終了時には、木村との別れがつらくなり、2人が泣きだしてしまう一幕も。

今回のCMでは、各時代での家族の朝食シーンでは1980年台、1990年台、2000年台と各時代ごとの食器や家電を用意し、忠実に再現。当時の「のりたま」のパッケージ、黒電話、テレビなど、こだわりは細部まで及んでいる。会話はアドリブで行われ、木村が登場する結婚式当日の朝はしんみりと家族の時間を惜しむように、新婚では初々しく、そして母親になってからは家族の笑顔に囲まれ幸せいっぱいにと、時代ごとに家族の会話が変化していく様が描かれた。