パナソニックは3月3日、快適な睡眠環境をサポートするルームエアコン「NXシリーズ」を発表した。冷房能力2.8kW(10畳用)の「CS-NX285C」と4.0kW(14畳用)の「CS-NX405C2」を用意する。発売は4月21日で、価格はオープン。推定市場価格は、CS-NX285Cが240,000円前後で、CS-NX405C2が260,000円前後(いずれも、税・工事費別)。

「NX」シリーズの室内機

リモコンには、スピーカーやライトのためのボタンが用意されている

NXシリーズは、室内機にBluetoothスピーカーと間接照明ユニットを搭載したルームエアコンだ。スマートフォンなどに保存された音楽をワイヤレスでエアコンから再生でき、天井から降り注ぐようなサウンドを実現する。天井を照らす間接照明ユニットは「暖かい色」「白い色」の2種類から選択可能だ。

また、快適な睡眠環境をサポートするために、風が直接体に当たらない「天井シャワー気流」を採用。同社の「Jコンセプト」ブランドのエアコン「Xシリーズ」と同じビッグフラップによって、冷気を天井方向へ吹き出す。また、送風制御を工夫したことで室内機の低騒音化も図られている。

スマートフォン用の「おやすみナビ」アプリでは、寝室の温度制御や睡眠ログの表示などを行える。6月下旬に予定されているアップデートで、「体動連携モード」を追加する予定だ。体動連携モードでは、スマートフォンのジャイロセンサーによって睡眠時の寝返りなどを解析し、それをもとにエアコンの自動制御を行う。さらに、Bluetooth接続したスマートフォンの音楽を再生している場合、就寝時に音楽を自動でオフにしたり、事前にセットした音楽を起床時に再生したり、といった設定をおやすみナビアプリから行える。

「おやすみナビ」の画面