オウケイウェイヴが運営する「OKWave総合研究所」はこのほど、Q&Aサイト「OKWave」における「住まい選び」に関する疑問・相談の調査・分析結果を公表した。

同調査は、1999年から2015年の約16年間にOKWaveに投稿された、上京の際の「住まい選び」に関連する質問1万1,016件を多角的に分析したものとなる。

1万1,016件の質問からお悩みを分析

質問投稿者の上京元都道府県では、大阪、愛知など人口の多い地域を除くと、県別では北海道・東北の県が上位を連ねた。

「質問投稿者の上京元地方と都道府県」

上京に際しての懸念事項は「家賃・利便性・治安」が多かった。「家賃」は男女共通の関心事項となっており、女性は特に「治安」を懸念する傾向が見られた。

「条件系ワードの出現数ランキング」

物件の下見に十分な時間・金銭を用意できず、不十分さを感じながら物件を決めていることがわかった。また、進学等で上京してくる未成年者は、一人での見学で、契約の可否や不動産会社の対応に不安を抱いている質問が多く見られた。

同調査を踏まえた行動プランとして同研究所は、上京前の情報提供・相談できるシステムの構築、特に女性に対する治安情報の提供が求められるとしている。