本田技研工業(ホンダ)は27日、原付二種スクーター「ディオ110」をフルモデルチェンジし、3月6日に発売すると発表した。今回のフルモデルチェンジでは、使い勝手と燃費性能のさらなる向上、より上質感のあるスタイリングを追求している。

「ディオ110」 カラーは左が「フォースシルバーメタリック」、右が「エグザルテッドブルーメタリック」

燃費性能の向上では、オフセットシリンダーの採用や各部に低フリクション技術を採り入れた、空冷・4ストローク・OHC単気筒のスクーター用エンジン「eSP(イーエスピー)」を搭載し、57.9km/L(60km/h定地走行テスト値)という高い燃費性能を実現。燃焼効率の向上により、最高出力値は従来モデルに対し約6%向上させた6.6kWを実現するなど、力強い走りも持ち合わせている。停車時の燃料消費・騒音・排出ガスを抑止するアイドリングストップシステムの新採用も行われた。

使い勝手では、メインスイッチとハンドルロック機構を集約した「シャッター付キーシリンダー」、ワンタッチでシートが開けられる「シートオープンスイッチ」、シート下に設けられた容量18Lの「ユーティリティースペース」などの装備を採用している。

車体と足回りでは、フレームを新開発して従来モデルに対して車両重量を3kg軽量化し、ゆとりある走行に寄与する大径14インチタイヤを継承。スタイリングは「スタンダードでありながら上質を兼ね備えた洗練のカタチ」をデザインテーマに掲げ、流麗かつ立体的な面構成とした。カラーバリエーションは、「エグザルテッドブルーメタリック」や「フォースシルバーメタリック」など、街で映える4種類を展開する。

ディオ110の価格は、22万8,960円(税込)。