クリント・イーストウッド監督作品史上最大のヒット作となった、伝説のスナイパーの半生を描いた実話『アメリカン・スナイパー』(公開中)で、壮絶な戦地イラクを捉えた本編映像が27日、日本限定で公開された。

伝説のスナイパーの半生を描いた実話『アメリカン・スナイパー』

映像は、主人公クリス・カイルと同胞ビグルスが、ビグルスの彼女へのプレゼントについて、何気ない会話をしている場面から始まる。ところが次の瞬間、ビグルスの頭が敵側のスナイパーに狙い撃ちにされ、当たり一面が血に染まる。アフガニスタンとイラク両国で戦死した米兵は2001~2014年の13年間で約6,800人と言われており、この衝撃的な展開は、生と死が隣り合わせの戦場のリアルを描き切った本作ならではのシーンと言える。

本作は、9.11以降、混迷が続くイラク戦争を舞台にしているにも関わらず、主人公とその妻が織りなす家族の葛藤とエモーショナルなドラマが日本でも共感を呼び、公開2日間で3億3,200万円を突破し、2015年最大のオープニング成績を記録。興行ランキング初登場1位を獲得した。

世界各国でも大ヒットを記録しており、全米興行ランキングでは3週連続1位を獲得し、2014年公開の全米興行記録第1位も射程圏内となっている(2月23日時点で第3位)。そして、世界の興行収入は4億3,000万ドル(516億円※1ドル=120円換算)を突破し、戦争映画としては17年ぶりに歴代興行収入の記録を更新した。

また、ブログやTwitter、Facebookなどでも「早くも今年の最高傑作!」「圧倒された!"今"だからこそ見るべき映画」「戦争のリアルに胸が痛い」「最後のエンドロールはヤバイ!ボロ泣きした」などと興奮と感動のコメントが殺到。さらに、ジャーナリスト鳥越俊太郎、ニュースキャスター安藤優子も「"今"だからこそ見てほしい」「"今"だから直視するべき」とそれぞれ太鼓判を押している。


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