三菱自動車は、3月3日に開催する『第85回ジュネーブ国際自動車ショー』(一般公開は3月5日~15日)にて、新たなプラグインハイブリッドEVシステムを搭載する小型SUVのコンセプトカー「MITSUBISHI Concept XR-PHEV II」を世界初披露するほか、2015年夏より欧州で販売予定の新型ピックアップトラック「L200」を欧州初披露すると発表した。

「MITSUBISHI Concept XR-PHEV II」

MITSUBISHI Concept XR-PHEV II(ミツビシ・コンセプト・エックスアール・ピーエイチイーブイ・ツー)は、「アウトランダーPHEV」に次ぐプラグインハイブリッド車(PHEV)の第2弾を想定した小型SUVのコンセプトカー。同車で提案する新たなPHEVシステムは、都市型クロスオーバーに最適な小型・軽量・高効率なFFタイプとしており、プラグインハイブリッドでトップレベルの低CO2排出量40g/km以下に抑えるとともに、レスポンスよく滑らかで力強い走りを実現する。

「L200」(写真はタイ仕様車)

L200は、2014年11月にタイで発売した新型ピックアップトラック「トライトン」の欧州仕様車。働くクルマとしての機能性・信頼性を向上しながら、乗用車のように快適な移動空間を提供する「究極のスポーツ・ユーティリティ・トラック」を目指して開発されている。

2.4L MIVECディーゼルターボエンジンは、欧州規制に合わせて仕様の最適化を図り、クラストップレベルの低CO2排出量169g/kmを実現しながら、力強く扱いやすい出力特性とした。また、4つの走行モードを備え、あらゆる路面で最適な走りを提供する「スーパーセレクト4WD-II」を搭載して優れた走破性を実現。トライトンとL200は順次グローバル展開を進めており、最終的には約150カ国での販売を計画している。