業界団体のBluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)は2月26日、「Bluetooth Smart Meshワーキンググループ」を設立すると発表した。無線通信技術のBluetooth Smartを活用したメッシュネットワーク機能の標準化を目的とし、アーキテクチャーの策定を進める。

メッシュネットワークとは、様々なデバイスが相互にアクセスできるネットワーク環境のこと。最近では、家庭内におけるメッシュネットワークとして無線LAN(Wi-Fi)が広く活用されている。

Bluetoothにおける無線技術は、機器同士が相互に通信することができ、消費電力が小さいという特徴がある。PC、スマホ、タブレット端末に搭載されているほか、デジタル家電にも広まっている。

Bluetooth SIGでは、Bluetoothにメッシュネットワーク機能を搭載することで、Bluetoothの活用の幅をさらに広げたい狙いがある。スマートホーム、オートメーションなどでの活用を想定しているという。

ワーキンググループには80社以上が参加を申し出ている。内訳を見ると、自動車、携帯電話/モバイル、産業オートメーション、ホームオートメーション、家電製品、コンピューターなどの企業で構成されている。

今後は、2015年内に仕様のプロトタイプテストを完成させるほか、2016年に各種プロファイルを採択することを目指す。