ものまねタレントの福田彩乃が、桐谷美玲の主演映画『ヒロイン失格』(夏公開)に出演し、女子高生役を演じることが27日、明らかになった。

女子高生役を演じる福田彩乃

本作は、2010年4月から2013年4月まで漫画雑誌『別冊マーガレット』(集英社)で連載され、全10巻で累計117万部を突破したコミック作品。この人気漫画を原作に、『ハンサム★スーツ』(2008年)や『高校デビュー』(2011年)などで知られる英勉監督がメガホンを取る。好きな人には猪突(ちょとつ)猛進で自らを"彼のヒロイン"だと思い込んでいる暴走ヒロイン・松崎はとりを桐谷、幼なじみの寺坂利太を俳優の山崎賢人、モテ男・弘光廣祐を同じく俳優の坂口健太郎が演じ、この三角関係による爆笑ロマンチックコメディーが描かれる。

福田が演じるのは、はとりや利太の幼なじみでいつも冷静沈着な"愚かなる中島"こと中島杏子。思い込みで暴走しがちなはとりのブレーキ役として活躍する。昨年11月から放送されたWOWOWの連続ドラマ『平成猿蟹合戦図』でホステス役を演じたことが話題になった福田だが、今回は26歳にして女子高生役に挑む。

「裸を見られるより恥ずかしいと思っていた制服姿」と多少の抵抗もあった様子の福田。「26歳になってまさか着るとは思わず、撮影半ば頃やっと太ももが出る違和感にも慣れてきました(笑)」とようやく馴染んできたようで、「劇中のはとりのものまねシーンは桐谷さんにコツをレクチャーさせていただきました!ぜひご覧ください」と撮影エピソードを語った。

そのほか、4人の追加キャストが発表された。オカッパメガネで"六角精児似"と揶揄されるも、あることをきっかけに利太と付き合うことになるさえない女子・安達未帆を我妻三輪子、廣祐の元家庭教師で元彼女の"女子力だだ漏れ女"こと恵美を高橋メアリージュン、利太の幼い頃に駆け落ちするなどその性格に影響を与えた母親を濱田マリ、幸田学園高校の学食のオヤジを竹内力が演じる。

はとりとライバル関係になる我妻は、「安達役が決まったと聞いた時、今まで散々女の子から嫌われて生きてきたのがやっと生かせると思いました(笑)。うれしかったです」と語る。憎まれ役として見られることについて、「みんなから嫌われる安達を、愛情持って演じさせていただきます。ムカついて下されば幸いです。でもいつか好きになってください!」と意気込んだ。

一方の高橋は、「私が演じさせて頂いた恵美という役は女子力だだ漏れ女という事で、もちろん綺麗でいる事も大事なんですが、お芝居としては今まで私が見せた事ない感じのコメディータッチなお芝居をさせて頂きました」と撮影を振り返り、「個人的にコメディをやりたいと思っていたのでとても新鮮で楽しかったです」と女優としての喜びを語った。

我妻三輪子

高橋メアリージュン

竹内力

濱田マリ

(C)2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社