構造計画研究所は2月26日、建築構造物の地震時立体挙動を簡易的に検討できるプログラム「Quick-RESP」のベータ版の無料試用提供を開始したと発表した。

Quick-RESPは同社が提供している構造解析プログラム「STAN/3D」や「RESPシリーズ」で培った技術を元に開発された。構造設計でよく使用されるプログラムのデータを変換し、立体振動解析を実施できるため、立体振動解析が必須ではない低層建物に対しても、設計時仮定条件の妥当性確認などに利用することができる。また、振動する様子をアニメーションにできるので、施主へのプレゼンテーションでも活用できる。

ベータ版の提供期間は3月31日までとなっており、申込み後1週間試用することができる。なお、試用期間中の解析データを構造計画研究所へ提供すると、先着20名に1000円分のQuoカードがプレゼントされる。

4月中旬から販売・レンタルが開始される予定で、予定価格は販売90万円/1ライセンス、レンタル8万円/1ライセンス・1週間~。また、STAN利用者向けのQuick-RESP for STANは販売30万円/1ライセンス、レンタル3万円/1ライセンス・1週間~となっている。予定価格はいずれも税抜き。

「Quick-RESP」の運用イメージ