北陸鉄道グループは3月14日、路線バスと鉄道石川線・浅野川線でダイヤ改正を実施する。金沢駅での北陸新幹線との接続を考慮し、時刻が変更されるほか、鉄道石川線では新駅・陽羽里(ひばり)駅が開業する予定だ。

北陸新幹線開業に合わせ、北陸鉄道が3月14日にダイヤ改正を実施

浅野川線は北鉄金沢~内灘間を結ぶ6.8kmの路線。ダイヤ改正で北鉄金沢行の始発電車の時刻が繰り上げられ、現行の内灘駅5時40分発から5時33分発に。北陸新幹線「かがやき500号」(金沢駅6時0分発)・「はくたか552号」(同駅6時11分発)との接続を図る。

石川線は野町~鶴来間を結ぶ13.8kmの路線。ダイヤ改正で始発電車の繰上げ・最終電車の繰下げが実施される。始発電車は平日・土日祝日ともに、鶴来駅発の電車が現行の5時50分発から5時45分発に、野町駅発の電車が現行の6時27分発から6時24分発に変更。鶴来駅発の最終電車も、平日は現行の22時8分発から22時23分発に、土日祝日は現行の21時31分発から21時47分発に変更される。野町駅発の最終電車は土日祝日のみ、現行の22時10分発から22時24分発に繰り下げられる。

ダイヤ改正と同じ3月14日に開業する陽羽里(ひばり)駅は、石川線四十万(しじま)~曽谷(そだに)間にあり、駅周辺に新たな住宅街が完成することから、地元の要請を受けて新設される。新駅開業は北陸鉄道の創設以来、初だという。新駅は単式ホーム1面(スロープ付き)の駅で全便停車。開業に先立ち、3月8日に完成式典も開催される。

路線バスも各路線で運行時刻の変更や増便などが行われ、金沢駅に停車する便もダイヤを一部変更して北陸新幹線との接続を図るほか、金沢駅からの新路線も設定される。JR西金沢駅西広場供用開始にともない、「西金沢駅西口」停留所も新設され、平日71便・土日祝日61便が停車するとのこと。