ディズニー最新ミュージカル映画『イントゥ・ザ・ウッズ』(3月14日公開)の試写会イベントが25日、都内で行われ、宣伝ナビゲーターを務める女優・歌手の神田沙也加と、2005年にミュージカル『Into the Woods』を演出した宮本亜門氏がサプライズ登場した。

神田が着た赤ずきん役の衣装と共に記念撮影する神田沙也加(左)と宮本亜門氏(右)

神田は、17歳の時に宮本氏が手掛けた『Into the Woods』の赤ずきん役でミュージカルデビュー。オーディションでつかみとったその役で、舞台の難しさと楽しさを経験し、ミュージカルの道に進むきっかけとなったという。

2人は当時を振り返り、宮本は「声がすばらしかった。赤ずきんにぴったりだと思った」と起用理由を告白。本読み時にものすごく緊張していたという神田は、「あなた自身を見て選んだんだから、あなたはあなたのままで自信を持って立っていいんだよ」という宮本の言葉で楽になったと言い、「そのひと言で救われて、今があります」と感謝した。

また、神田は「その時の楽しかった思い出や、それまでにないような挑戦ができた思い出があったから、ミュージカルをやっていきたいと思った」と、人生の転機になったことをあらためて明かし、「積み重ねていった結果、昨年『アナと雪の女王』にも出会えて、そのつながり、縁に感謝ですね」と感慨深げに語った。神田の成長に、宮本も「『アナ雪』もすばらしかったし、こうやってどんどん大きくなって、親のようにうれしい」と喜んだ。

トーク中に、当時の衣装とシーン写真も登場し、2人は大感激。そして、神田が赤ずきんという役について「言いつけを守らないといけない時もあるし、知らない世界への好奇心もある。その中で、失敗することも、失敗から学ぶこともある。そういうことを経て大人になって、最終的に、自分の考えで自分の運命を選び取っていくという自立を描いている。それを体現した大事なキャラクター」と説明すると、「沙也加、大人になったね~」と宮本がしみじみ語った。

神田は、3月3日に行われるジャパン・プレミアで、本作のメッセージが詰め込まれた名曲「Children Will Listen」を披露する。「監督含め、みなさまにお会いできることが信じられないですし、緊張しています」と胸を膨らませ、「作品の大切なメッセージを担っている曲だと思うので、心をこめてしっかりと歌いたい」と意気込みを伝えた。

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