音楽制作・サウンド編集ソフトウェアメーカーのインターネットは、サウンド編集ソフト「Sound it! 8 Premium for Windows」を3月19日に発売する。価格はパッケージ版が1万6,800円、ダウンロード版が1万2,000円。

「Sound it! 8 Premium for Windows」の製品パッケージ(左)と画面イメージ(右)

「Sound it! 8 Premium for Windows」は、音声の録音・編集・加工をはじめ、各種エフェクトの適用、ファイルフォーマットの変更、マスタリング、CD作成などが行えるサウンド編集ソフト。今回発売される「Sound it! 8 Premium for Windows」は、「Sound it! 7 Premium for Windows」の後継商品となる。新たに搭載された、周波数と定位で特定の音をエフェクト可能なVSTプラグイン「F-REX」をはじめ、アナログサウンドのデジタル化に欠かせないレストレーションエフェクトやレコーディングの制作現場でも定評のあるSonnoxのエフェクト、放送業界のラウドネス環境にも応える 「Loudness Meter」など、39種類ものプラグインエフェクトを収録している。

そのほかの新機能として、高音質オーディオフォーマットであるDSDファイルに対応し、DSD64/DSD128(DSDIFF(.dff)/DSF(.dsf)/WSD(.wsd)]の読み込みおよび保存が可能となった。DSF(.dsf)ではアルバムアートワークを含むタイトルなどのタグ情報がサポートされている。また、複数のファイルに対して同一条件の処理(操作や調整)を一括して行えるバッチ処理にエフェクトが追加され、ゲイン、ノーマライズ、オートレベル、フォーマット変更、フェードイン、フェードアウト、ファイル変換、ミキサーのエフェクトの設定を一括して処理できるようになった。さらに、クロスフェードで前後をつなげるカット&ペーストがサポートされノイズが軽減されたのに加え、新搭載のSPTI(SCSI Pass-Through Interface)を使用したCD作成モードでは、曲毎に異なるプリギャップ設定や曲間のクロスフェード設定が可能となった。このほか、VST3の対応や64bitネイティブ対応がなされている。

対応OSは、Windows 8.1/8/7/Vista(いずれも64bit,32bit)。なお、同社のWebサイトでは試用版が公開されている。

なお、従来バージョンの登録ユーザーは、優待価格または早割価格(3月18日 15時まで)でのバージョンアップ・優待販売価格が適用される。価格などの詳細はこちらのページを参照して欲しい。さらに、今年2月1日以降に「Sound it! 7 Premium」を購入したユーザーは、無償でSound it! 8 Premiumにアップグレード可能とのことだ。無償アップグレードの応募方法などは、「無償バージョンアップキャンペーン」ページで確認のこと。