ネットギアジャパンは2月24日、802.11acに対応したトライバンド(3つの周波数帯)・ギガビットルータ「Nighthawk X6 R8000」を4月下旬より販売開始すると発表した。価格はオープンプライスで、想定市場価格は34,980円。同社によると、同様の製品の発売は国内市場で初。

新製品はWi-Fi規格802.11acに対応。2つの5GHz帯と2.4GHz帯という3つの周波数帯を同時に使用可能であり、最大通信速度は802.11acではいずれも1,300Mbps、802.11nでは600Mbps。従来の802.11a/b/g/nと互換性があり、既存の無線LAN機器との相互運用性を提供するとしている。

Nighthawk X6 R8000の外観

さらに新製品は、Smart Connectテクノロジーに対応。端末(子機)の対応速度に合わせ自動的に周波数帯を割り当て可能で、従来規格に対応する速度の遅い端末が最新規格の子機による高速通信を妨げることが無いという。また、無線端末の位置に追従して電波の送信方向や出力を最適化する、そのほか、同社の「Beamforming+(ビームフォーミングプラス)テクノロジー」に対応。電波の到達範囲を拡げ、外部機器からの電波干渉や電波の届かないデッドスポットを減らし、無線での接続速度を最大化するとしている。

インタフェースはUSB 2.0およびUSB 3.0を各1ポート搭載し、USBインタフェースを持つHDDやプリンタを接続してPCやスマートフォン、タブレットなど有線を含む各種のLAN機器から利用可能な家庭内サーバを構築できる。

同社が無償提供するWindows用バックアップソフト「ReadySHARE Vault」を使用して、WindowsファイルのR8000に接続したHDDへのバックアップが可能で、アップルのバックアップ機能であるTime MachineやiTune/AirPlay/AirPrint/AppleRemoteにも対応する。

セットアップはブラウザ上のウィザードで可能。また、有害サイトへのアクセスを遮断するペアレンタル・コントロール機能を無償で利用でき、「ゲストネットワーク機能」により、ゲストに無線インターネットアクセスを提供しつつも宅内のネットワークへのアクセスを遮断する安全なインターネット利用が可能だ。