米Microsoftは2月24日(現地時間)、新たに「OneDrive API」を公開した。同APIを利用することでアプリ開発者はファイルやフォルダを管理するオンラインストレージとしてOneDriveをアプリに統合できる。Windows、iOS、Android、Webをサポートする。

同社はOneDrive APIのページを設けて関連するドキュメントやコードサンプルなどを提供している。OneDrive APIはMicrosoftが同社のアプリで使用しているのと同じAPIだ。OneDrive担当のプリンシパルプログラムマネージャーであるRyan Gregg氏は「全ての開発者がOneDriveの全ての機能にアクセスでき、プラットフォームが発展し続けるための土台としてOneDrive APIを提供する」と述べている。OneDriveへの高速なアクセスを提供するほか、以下のような機能を含む。

  • ファイルやフォルダの変更を取得して、複数のファイルセットを最小限のコールで同期。
  • HDビデオなどサイズの大きなコンテンツでも最大10GBまで対応、断片的なアップロードで中断・再開が可能。
  • アプリとOneDriveで統合的な体験が得られるようにサムネイルイメージのカスタマイズをサポート。

OneDrive APIはOneDriveプラットフォームへのアクセスを広げる大きな前進であるが、Gregg氏は「始まりに過ぎない」と述べている。OneDriveに関して同社は他にもたくさんの改善と新機能開発に取り組んでおり、2015年を通じて継続的にリリースするという。