NTTドコモとゼンリンデータコムは2月19日、GPSやWi-Fi、Bluetoothを利用しない新たな屋内ナビゲーション技術を開発したと発表した。

今回のナビゲーション技術は、スマートフォンのモーションセンサーが検知した歩行者の動きを自律航法技術(自律航法)で解析し、GPSなどと同様に目的地までの最適なルートを導き出すというもの。

アプリを使った屋内ナビゲーション

精度面では、データを独自開発の解析プログラムで処理することで、利用者が直進している、角を曲がっている、階段を昇っている(降りている)などの歩行状態を検知できる。

また、スマートフォンの保持状態を適切に管理し、画面を見ている状態のみでなく、スマートフォンを手に持って歩いた状態、ポケットや鞄に入れても正確に検知できるという。

また、気圧センサーを活用し、階段やエスカレーター、エレベーターによる昇降を検知し、フロアマップを階数に応じて自動的に切替え、屋内外やフロア間のシームレスなナビゲーションができる。