STMicroelectronicsは2月19日、各種メモリ容量を取り揃え、クラス最高のデータ保持期間と書き込み・消去サイクル、および強力なデータ保護機能を搭載したNFC対応RFIDタグ「SRTAG」を発表した。

同製品は、NFCフォーラム仕様のType 4に準拠したRFインタフェースとNDEF(NFC Data Exchange Format)メッセージサポート機能を搭載している。また、内蔵EEPROMの容量は512ビットから64Kビットと幅広く、コンテンツが豊富な仮想名刺やスマート署名を含む、さまざまなアプリケーションに対応することができる。また、最先端のRF性能を提供する他、ユーザがプログラム可能なデジタルCMOS出力を搭載しているため、ホストシステムを起動する外付け部品が不要となっている。

さらに、業界標準の20倍となる200年のデータ保持期間、および同10倍となる100万回の書き込み・消去サイクルを実現している。動作温度範囲も-40℃~85℃と拡張されており、最も過酷な動作条件下においても、完全な性能と耐久性を維持する。加えて、既存製品よりも優れたデータ保護性能を特徴としており、クラス最高の128ビットパスワード保護機能を20ビットカウンタと組み合わせることにより、読み取り・書み込みアクセス制御において、タグのクローン作成や改竄を防止する。

これらにより、応用分野には、NFCに対応したスマートポスター、広告、画像を活用した名刺の他、Bluetoothの自動ペアリングやWi-Fiネットワークへのセキュアアクセスを行うNFCトークンなどが想定されている。また、資産管理、保守記録、および製品識別のためのNFCタグなどのアプリケーションにも利用できるという。

なお、メモリ容量が512ビットの「SRTAG512L」の価格は、1000個購入時で約0.17ドル。「SRTAG16K/64K」の2品種は量産中で、「SRTAG2KL/2KL-P/512L」の3品種はサンプル出荷中である。

クラス最高のデータ保持期間と書き込み・消去サイクル、および強力なデータ保護機能を搭載したNFC対応RFIDタグ「SRTAG」