マイボイスコムはこのほど、オーガニック商品に関する調査結果を発表した。同調査は1月1日~5日、同社のアンケートモニターを対象にインターネットで実施し、1万1,241人から有効回答を得た。

「オーガニック商品の利用状況」

「オーガニック商品の利用状況」を調査したところ、オーガニック商品の利用者(「積極的に利用する / 利用することがある」と回答)は3割強いることがわかった。特に女性や高年代層で多く、女性50代以上では5割弱を占めている。

「オーガニック商品を利用する理由」(オーガニック商品の利用者対象)

そこで、利用者に「オーガニック商品を利用する理由」を聞いたところ、「健康に良い」(53.7%)が最も多く、「安全」「環境に良い」「品質が良い」が各3~4割強で続いた。「品質が良い」「美容に良い」は、女性30代以下で多くみられた。

続いて、「利用しているオーガニック商品」を聞いたところ、食品・飲料では「野菜・果物類」(58.8%)、「お茶、お茶系飲料」(43.5%)が上位2位にあがった。

男女別に見ると、「お茶、お茶系飲料」「紅茶、紅茶飲料」は、女性が男性を10ポイント以上上回っている。また年代別に見ると、「お菓子・デザート、アイス類」は、女性20~30代で多くみられた。

食品以外では、「タオル類」「衣料品、衣料小物」が各2~3割で上位2位となった。女性の比率が高いものが多く、「化粧品、メイクアップ用品」「スキンケア用品」「ヘアケア用品」「ボディーケア用品」などのケア用品は、女性若年層で多い傾向となっている。

また、オーガニック商品の購入場所は、「スーパー」(53.2%)が最も多く、以下には「インターネットショップ」「専門店・小売店」「生協など、食材宅配サービス」が各2割前後で続いている。また、「スーパー」は男性、「インターネットショップ」は女性で多く、それぞれ男女差が10ポイント以上となった。

「オーガニック商品の購入意向」

最後に、「今後オーガニック商品を購入したいか」を聞いたところ、購入意向のある人(「購入したいと思う / まあ購入したいと思う」と回答)は34.4%を占めた。また、利用者では8~9割、非利用者では1割強という結果となった。

「購入したいと思う」理由としては、「自家製野菜などを作っていると、普通の野菜はいかに農薬を使っているかわかるので、できるだけ身体に良いものを食べたいと思うから」(女性59歳)、「もうすぐ出産予定なので、赤ちゃんの体のことも考えて、値段とも相談しつつ購入したいと思います」(女性29歳)などの声が寄せられた。

一方で「購入したいと思わない」理由としては、「オーガニック専門店に行くこともありますが、購入層が広くないせいか、あまり新鮮そうに見えないものが多いので」(女性44歳)、「大して意味がない、無駄に高い」(男性39歳)、「そもそもオーガニックが良いという理屈に納得がいかない」(男性44歳)などがあがった。