骨盤矯正ストレッチを学ぶ - 太もも裏と骨盤周辺の筋肉に効くストレッチ

整体師のりょうです。骨盤のゆがみは自らの「生活習慣」、すなわち癖であることを前回お話ししました。今回は、ある主婦の方を例にして具体的にお話ししてみましょう。

整体後、すぐ痛みが戻るのは本人に問題あり

私の整体院に「首が痛い」と、ある主婦が来院された際、問診だけで原因を突き止めることができました。というのも、その女性は「食卓テーブルでは座る位置が常に決まっており、いつも首だけをテレビの方に向けている」という生活習慣を持っていたからです。

何かを見る際は首だけを横に向けずに、その対象へ身体ごとまっすぐ向けることの重要性は以前にも書いたとおりです。このような習慣を持つ人は、施術した直後は良くなっても、またゆがみと痛みが発生してしまいます。

そのため、整体してもすぐ痛みがぶり返してくるというのは、自らが作りだしている生活習慣に原因があると考えてみましょう。骨盤矯正や背骨矯正は特別なことと考える人が多いですが、ちょっとした意識によってご自身で改善できることなのですよ。

一見複雑ですが、簡単なストレッチです

では今回のストレッチを紹介しましょう。いつもお願いしていますが、膝の下に敷くクッションを用意してくださいね。

まず四つん這(ば)いになります。

膝下にクッションを敷いて、四つん這(ば)いになります

最初に右側から行いますので、右足を前へ出してください。このとき、ご自身で見えているのは右から順に、右足、右手、左手、となっているはずです。

右足を前へ出します

その状態から、右手を右足のかかとへと移動させます。

右手を右足のかかとへ移動

右太ももの後ろ側に意識し、呼吸を止めない

右手を右足の外側へ移動 ゆっくり上体を前の下側へ

その右手を右足の外側へ出します(写真左側)。そして大きく息を吸って、ゆっくり吐きながら上体を前方下側へゆっくり押し出します(写真右側)。

このとき、右足太ももの後ろ側が引っ張られるように感じたらOKです。この静止状態を20~30秒キープしてください。ただ、呼吸は止めてはいけません。ゆっくりとした呼吸を続けたら、ゆっくり戻ります。

この2枚の写真を別の角度から撮影しました。上体が前方下側へ移動しているのがよく分かると思います。

右手を外に出した状態

上体を前へ倒した状態

骨盤周辺の筋肉も意識する

これは私が発見した太ももの後ろ側(ハムストリングス)に効くストレッチなのですが、上の写真を見ても分かるように、骨盤がしっかり動いています。そういう意味でも骨盤矯正に役立つストレッチなので、骨盤周辺の筋肉が動くことも同時に意識してほしいです。

身体は一人ひとり硬さが違いますので、無理のないように行ってください。右側ができたら左側も同様に行ってくださいね。

著者プロフィール

鮎川 良
奈良県の学園前にて「RYO整体院」を営む整体師ランナー。整体師だからこそ分かる身体のメカニズムを基に、ストレッチの重要性を説き、クリニックも開催する。ストイックにタイムを追求するよりも、健康で楽しいマラソンライフを提案。筋肉痛になりにくい身体作りや疲労回復のケア方法、自身が提唱する疲れにくいランニングフォーム「エンジョイラン走法」で、フルマラソン走破を目指す人のサポートをしている。著書に『がんばらないで楽に長く走る』(学研パブリッシング)がある。また、累計240万アクセス超の人気ブログ「整体師に学ぶ~マラソンによる筋肉痛改善方法と、フル完走ノウハウ」も執筆している。

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