「ニコニコ超会議2015」キービジュアル

ドワンゴは17日、4月25日、26日の2日間にわたって千葉県・幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議2015」の記者発表会を開催した。

昨年、話題を呼んだ「大相撲 超会議場所」を「リアルSUMOU」版として再び開催するほか、自衛隊ブースには「PAC-3」を展示。国立科学博物館とのコラボにより、待ち合わせ場所として全長約9メートルの「タルボサウルス」の等身大化石の設置、2015年春に40周年を迎える世界最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット」の初出展となる「超コミケットスペシャル」など、今年の超会議も見どころ満載になりそうだ。なお、前回まで「ニコニコ超会議」の夜に行われていた「ニコニコ超パーティー」は、今年は、10月25日に会場をさいたまスーパーアリーナへ移して開催される。

「ニコニコ超会議」は、4月25日、26日の2日間にわたって幕張メッセで開催されるニコニコ動画最大の祭典。毎年10万人以上を動員しており、今年で4回目の開催となる。いよいよ開催まで約2カ月と迫り、今回の発表会でイベントの全容が見えてきた。

まずはキービジュアル。「この国には、たくさんのネ申がいる。」をキャッチコピーに、大相撲や自衛隊、コスプレイヤー、鳥居などが描かれたニコニコらしいカオスなビジュアルに仕上がっている。

すでに発表があった通り、今回の超会議はこれまで使っていなかったホールも含め、幕張メッセすべてのホールを使用。昨年よりも規模を拡大しての開催となる。協賛企業には、新たに「日本航空株式会社(JAL)」が加わり、カテゴリー協賛も9社に増加。ブースを出展する企業は60社を超えており、ニコニコが独自に出す40以上のブースと合わせて、全体のブース数は100を超えるまでになるという。

それだけに、今回の発表も盛りだくさんで、すべてを紹介することは難しい。個別の情報については公式サイトを参照していただくとして、発表内容から特に注目すべきブース・イベントをピックアップしていこう。

まずは前回に引き続き、今回も開催されることが決定した「大相撲 超会議場所」だ。白鵬、日馬富士、鶴竜の三横綱をはじめとする幕内力士や親方など、総勢250名が登場し、大相撲巡業を超会議で行うというもの。昨年も大いに話題になったが、2回目となる今年はさらなる激戦が期待できそうだ。

また、ニコニコユーザーをざわつかせたのが、「SUMOU」とのコラボレーションだ。「SUMOU」とは、古くからネットの一部で親しまれ、初期のニコニコ動画にアップされたことで人気が一般にも広がった画像ネタ。今回の大相撲イベントは、この「SUMOU」を超会議の会場で披露するとのことで、いったいどんなTORIKUMIが見られるのか目が離せない。実際に何が行われるのかは、まだ謎に包まれており、今後の続報が待たれる。

発表会では、「SUMOU」の動画を力士に見せる場面がVTRで流れ、どの力士も笑顔を見せていたのが印象的だった。ちなみに大砂嵐曰く「この動画、何回も見ています」とのことだ。

会場が昨年よりもさらに広くなるということで、待ち合わせ場所として使える大きな目印が必要――とは運営の弁である。幕張メッセ全域で開催される超会議だが、そこでコラボレーションしたのが、なんと国立科学博物館。ここに収められている全長約9メートルの肉食恐竜「タルボサウルス」の等身大化石のほか、複数の恐竜の化石が超会議会場にやってくるという。